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S-760 Unofficial Database
Using SCSI Communication


SCSIのつなぎ方
今更ですが、SCSIのつなぎ方をおさらいしておきます。

私の家ではMac - MO - S-760という順番で接続しており、左のイメージはMacでSCSIデバイスの一覧を表示させたものです。
S-760はMacから認識できる機器ではありませんので、デバイス一覧には表示されません。

SCSIは1本の信号ライン(SCSIバスと言う)に複数の機器がぶら下がった形をしていて、信号ラインの終端2ヶ所にはターミネータという機器を取り付けなければいけません。ですので、左のイメージは物理的な接続としては間違った表示になっています。
この表示のままターミネータの設定を行うとおかしくなります。

こちらが実際の接続状況です。

SCSIバスの両端にターミネータが取り付けてあり、Macより上がMacの中に内蔵されている機器、下が外付けになっている機器です。
外付けのSCSI機器は接続する端子が2個付いていてINとかOUTとか表示されていたりしますが、実際はINやOUTという概念は無くどこかから送信された信号はすべての機器で受信されます。

私が持っているMac(LC575の基板)は、SCSI機器が接続されるとターミネータが必要なのかどうかを自動で判断して内蔵のアクティブターミネータをONにする機能を持っています。現在の接続方法ではターミネータがOFFになっていると思います。

MOのSCSI端子。IN/OUTの文字が見える。
ターミネータって何?
ターミネータはSCSIバスの物理的な両端に取り付けるものであり、単体のコネクタみたいなものや機器に内蔵されていてスイッチでON/OFFできたりするものがあります。無くても動くことがありますが、基本的には取り付けておくべきです。また、Mac内蔵用の古いSCSI HDDはアクティブターミネータが内蔵されており、その機能をOFFするためのジャンパピンが無いものも存在します。
S-760にはアクティブターミネータが内蔵されており、その機能を切ることはできません。
SCSI IDが重ならないようにしよう
SCSIはそれぞれの機器を見分けるためにSCSI IDというものを使っています。ネットワークで言うIPアドレスのようなもので、重複しないようにしなければいけません。ちなみにMacはIDが7で固定です。
S-760はSYSTEMメニューからソフト的に変更できますが、一般的な機器はスイッチやジャンパピンで機械的に変更します。
S-760の電源を入れるタイミングに注意
S-760の電源をONにすると、接続されているSCSI機器すべてにリセット信号が送られるようです。これが曲者で、MacがHDDやCD-ROMにアクセスしている時にS-760の電源を入れ直すと機器の動作がリセットされてしまいMacがフリーズします。
電源を入れるときは、周辺のストレージ・S-760・その後にMacの電源を入れるようにし、途中で電源を切らないようにすることをお勧めします。

Update 2010/1/30