9月30日(木) |
午前10時半から、市内神田小学校で、特殊学級を含む3年生30人に「まちの先生」で講話。校長室に通されたが、1、2年生らしい子供たちがたむろして、笛を吹いたりしているのに驚かされる。50分程度のお話で盲導犬や障害者のお話をする。 午後3時から市役所第3委員会室にて、市内にある三大学の各学長と長岡高専の校長先生らをお招きし議会との懇談会を行う。2時間で「今、大学に何が求められているのか」、また「地域と大学の結びつき」などについてパネルディスカッションと意見交換。私は「大学と地域との結びつきをもっと深め、せっかく4千人もの学生が居る長岡を、もっと若者にとって魅力ある町にすべきだし、逆に学生からももっと積極的に地域との接点を広げてまちづくりに関わって欲しい」と強調。これを機会に若者にとっての長岡とはというテーマを掘り下げてみたい。 日中、先に注文していたデイジー図書録音再生機「プレックストーク」が届く。この機会は視覚障害者向けの録音図書を、これまでのカセットテープに変えてCDで録音、再生したもの。検索や読み飛ばし、音質など、たくさんの優れた機能を持ってい るが、何よりもこれまでのカセットテープと違い、1枚のCDで90時間も聞けるから、搬送性に優れている。パソコンと並んで今後の視覚障害者の読書環境が格段に便利になる。 (2004.09.30)
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9月29日(水) |
仕事。 (2004.09.29)
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9月28日(火) |
9月議会最終日。午前中の議運を経て、午後から本会議場にて市町村合併議案など、各委員会報告を受け採決。先の国連視察に関し、四議員の報告あり。 夕方5時半から同期議員の親睦会である「優友の会」の定例の懇親会。今回は私が幹事で、私の地元である川西地区でやる。 (2004.09.28)
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9月27日(月) |
今日は議会予備日となっており、自宅にて診療の仕事をする。日本時間の昨日、つまり今日のアテネパラリンピックで私たちのNTTオパールの会鳥取の福留君がマラソンに出場。さっき連絡が入り、B3クラス(弱視)で2時間51分56秒で第11位だったとの事。年齢を聞くともう47歳だと言う。アテネの猛暑の中、よく頑張ったと思う。心からエールを送りたい。本当にご苦労様でした。 (2004.09.27)
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9月26日(日) |
日中、長岡市民映画館を作る会の主催するアジア映画祭にオ パールと出かける。期間は四日間で今日は韓国映画「オアシス」を上映。例年のように今年も視覚障害者向けの副音声を「音声アシストの会」のグループの皆さんがやってくれている。映画は交通事故や窃盗などの問題ばかり起こしている青年ジョンドと、脳性麻痺で言葉も体も不自由な若い女性コンジュとの愛を描いた作品。ふたつの純粋な魂が世間に認められることなく、次第に結ばれていく心の動きをドラマチックに描いている。重い障害をテーマにしながら、とかくありがちな暗く重苦しい感じは無く、障害者の差別や偏見、そして愛と性を2時間10分の中で余すことなく描き、見終わった後には爽やかさを感じさせる素晴らしい映画だった。 ベネチア国際映画祭、監督賞・新人俳優賞ほかの受賞作品だが、こんな映画、健常者はもちろんの事、一人でも多くの障害者に観て欲しかったと思うと同時に、韓国映画の質の高さをあらためて感じさせられた。一般の方々に混じって映画を観た視覚障害者は10人を上回ったが、たった一回の上映のために必死に台本づくりに当たってくれた岸さんと、本番前に何回もリハーサルを重ねたという「音声アシストの会」の前田さんをはじめとするスタッフの皆さんに心から感謝したい。今日は鳥取の友人で、視覚障害 弱視部門でアテネのパラリンピックにマラソンで出場しているFさんが出場する日だ。もう既に金メダルを10数個も取っている日本だが、ぜひ健闘を祈っている。 (2004.09.26)
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9月25日(土) |
午前中仕事。 (2004.09.25)
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9月23日(木) |
秋分の日。講話の予定があるため話の内容を整理してから午前11時に動物愛護フェスティバルへ。会場のハイブ長岡にはたくさんの犬や猫をはじめとする動物の泣き声であふれていた。例年のように長寿動物の表彰式や子供たちの楽器演奏など、たくさんのイベントが催された。私とオパールは15分の持ち時間でお話と少しの実演(?)。歩行の誘導でステージの階段を上がろうとするも、オパールが周囲の客に気を取られてなかなか思うように階段を探してくれず冷や汗。今年もまた実行委員スタッフのSさんに大変お世話になる。たくさんの動物たちの姿を見て思ったこと、動物は健康で主人と一緒に居るときには、その心を和ませ、死ぬ瞬間には命の尊さを教えて亡くなってゆく。今、「命の重さ」の教育が声高に叫ばれているが、動物たちは自らの生涯を通して、これに勝る生きた教材は無いと痛感。 午後1時過ぎ、クルマで迎えに来てくれた妻と一緒に市民体育館で開かれている「第1回 長岡地区障害者スポーツの集い」に少し顔を出す。家族やボランティアを含め50名ほどが参加。知的障害者の入所施設の指導員であるK氏の指導のもと、フライングディスクの講習と競技が行われた。提案した私としては来年以降も更に充実したものに育って欲しいと願う。 (2004.09.23)
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9月22日(水) |
9月議会 産業環境委員会。食糧自給の問題や、農業経営に対する株式会社参入問題、有害ガス規制に対する長岡市の取り組みなどが議論された。 (2004.09.22)
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9月21日(火) |
9月議会 建設委員会 (2004.09.21)
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9月20日(月) |
敬老の日。夏を思わせるような暑い一日。午前中、近所の佐藤君と一緒にジョギング。午後1時より学区の大島コミュニティーセンターで開かれた敬老会に出席。私は挨拶の中で、「お年寄りを軽くみる「軽老」の国から「敬老」の国づくりをとお話させていただく。学区では昨年809名が対象だったのに対し、今年は839名と増加。3.7%の増となった。お祝いのお酒を少し頂いてオパールと歩いて帰宅。 夜、長岡出身の落語家 入船亭扇辰の高座を聞きに友人のMさんと出かける。 (2004.09.20)
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9月19日(日) |
朝7時15分の高速バスでオパールと新潟へ。市の総合福祉会館での新潟県視覚障害者福祉大会に出席。開会セレモニーのオープニングで視覚障害者の和太鼓演奏グループ「江陵会」の演奏を披露。私も手に豆を作って3曲叩く。出席された方からは、「素晴らしい太鼓演奏をお聞かせいただき、本当に有難う御座いました。来賓の方々も視覚障害者の太鼓演奏を聞いて驚かれ、その技量の素晴らしさに感銘を受けられたのではと思います。私も演奏に魅了されました。」との声あり。記念講演では新楽園病院 内科部長 山田先生の講演では視覚障害者とパソコンの活用についてのお話。午後の分科会では6班に分かれ、それぞれ「労働問題」や「社会参加」などについて話し合った。私は「まちづくり」に参加し、30人ほどの視覚障害者の皆さんと忌憚ない意見交換をする。 以下に出された意見を簡単に紹介する。 「誘導ブロック」について … 長岡では色が黄色ではないところが多い。統一されていないのか(長岡)。 コントラストの問題だ。できてから困ったと言う事が多い。 点字ブロックの存在すら理解されていない部分も多い。 歩道のどの位置に点字ブロックを設置すべきか、県レベルの障害者団体で話し合い、県に申入れをすべきだ。 「条例」… 景観条例とバリアフリー条例とどちらが優先されるべきかと言う論議があった時、バリアフリーは退けられ、景観条例に軍配が上がった例がある。つまり、障害者の立場より美観が優先された。(柏崎) 「障害物」… 放置自転車の問題も古くて新しい問題だ。 「公共交通機関」… 福祉タクシー券 新潟市では48枚で単価540円。他の自治体でも枚数を増やすと同時に全県統一してもらい、県内、どこででも使える制度にして欲しい。 「公共施設」… 公共図書館に拡大読書機の設置を。 この度の大会の大きな特徴は県内にある視覚障害者3団体(視覚障害者福祉協会・視覚障害者友好協議会・中都視覚障害者連絡協議会)が初めて一堂に会し、同一テーブルで問題点を議論したこと。県内の視覚障害者の生活や社会参加を促進する大きな 原動力となったと確信。 終了後、東映ホテルでの懇親会にも出席し、友好を深める。オパールと7時の高速バスで帰宅。途中で道を聞き、また新潟駅まで引き返して案内してくれた千葉県出身の女子大学生に感謝。 (2004.09.19)
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9月18日(土) |
午前中は治療院の仕事で、午後2時から駅前の市民センター3階の一室で視覚障害者サークルの「パソコンアットホーム」の事務局会議に出席。視覚障害者のパソコンをより多くの人に知ってもらうための「パソコンアットホーム祭(まつり)」についての提案を中心に、秋の総会のことや毎週の例会のあり方などを話し合う。所用のため3時帰宅。 夜、実家のある与板町の十五夜祭に呼ばれる。かつては繁華街だった町の中央通りである上町、仲町、新町の各町内から、ちょうど岐阜の高山の同じ屋台が提灯を飾り付けて繰り出し町内を練った後、大詰めの八幡様の屋台坂を笛と太鼓の音に囃し立てられて引き上げ奉納する祭だ。商店街の地盤沈下で、このところ元気の無かった伝統的な祭だが、町に住む若者が中心となって連を組み、揃いのはっぴを作って喧嘩のように綱を引く姿が目立つようになり、少しずつ活気を見せ始めているのは、この町に生まれた者にとっては嬉しい限りだ。途中で大雨となり、心配もしたがどうにか持ち直して無事奉納したようだ。9時帰宅。 (2004.09.18)
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9月17日(金) |
午前10時より私が所属する常任委員会である文教社会委員会。私は今春スタートした各地区のコミュニティーセンターについて質問。課題や成果、また来年度に向けた予算措置や施設の充実などについて市の考えを質す。ふたつ目は教育補助員制度と複式学級の問題について、今年度で終了する国の緊急雇用対策のひとつの方策としての本制度を来年も市の単独事業として継続して欲しい旨を要望。同時にこの制度を利用して複式学級でも実質的に単独学級と同じ授業が受けられないかを併せて要望。3時半終了。 夜、ホテルニュー大谷で開かれたサックスのジャズコンサートを聴きに行き、県会議員のSさんらと同席。ディナーを頂きながらの楽しい時間を過ごす。 (2004.09.17)
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9月16日(木) |
議会予備日で、明日の所属常任委員会の質問内容の整理をし、電話で市当局の担当部課長とすり合わせをする。 (2004.09.16)
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9月15日(水) |
9月議会本会議二日目。今日もさきの7.13水害関係の質問や、他にスポーツ行政関係の質問などがあった。5時過ぎに終了し、帰宅後佐藤君とランニング。 (2004.09.15)
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9月13日(月) |
明日からの9月議会に備え、議案書や請願書に目を通したり、委員会での質問項目を整理する。 (2004.09.13)
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9月12日(日) |
午後から江陵会の太鼓の練習のため、盲導犬のオパールと高 速バスで新潟へ。この後、演奏のスケジュールがいくつか入っていて、そのための打ち合わせと練習をする。元新潟盲学校の体育のO先生や、江陵会事務局のNさんの中学時代の同級生のMさんも見学に見え、ややいつもと違った雰囲気での練習になる。今日はメンバーが少し少なめで、私も一人何役もやり少々バテ気味。練習後、いつもの居酒屋で飲んだ生ビールがおいしかった。新潟駅発8時の高速バスで帰宅。 (2004.09.12)
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9月11日(土) |
今日、3年前に起きた世界貿易ビルがテロによって破壊された日。「華氏911」と言う映画も話題になっているが、力による世界戦略に対抗する武器無き人々のテロによる無差別殺人は、戦争の形を大きく変えたように思う。一般市民には極力被害を加えず、局所的戦争が常だった20世紀。それに対して世界のどこが標的になってもおかしくない無差別テロの21世紀型戦争。果てることの無い戦火は泥沼化しているようだ。ドイツのトリアー市のシュレーア市長の言った、「戦争に未来は無い。」という言葉を今、あらためて思い返している。午後、来週から始まる9月議会の議案書読みをする。 (2004.09.11)
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9月10日(金) |
朝8時半、ちょうど降り出した雨の中を地元の大島中学校の体育祭に出席。次第に強くなる雨の中での開会式だったが、生徒たちは濡れながらも元気に選手宣誓から応援合戦までやり通していた。創立20周年の記念の体育祭だったが、雨の中での活動は、逆に彼らをたくましく見せた。その後、11時からの議会運営委員会のため役所へ。福祉相談課と国際文化課に立ち寄り課長と話。夜、6時半より市内の寿司割烹で、先のドイツ市民訪問団の写真交換会。妻と参加したが、一週間の訪問旅行はしっかりグループの和を固めたとみえ、和気藹々と楽しい時間を過ごすことができた。国際交流協会の高野事務局長も出席し、私たちのドイツとの国際交流をねぎらった。 (2004.09.10)
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9月7日(火) |
仕事の合い間をみて、依頼されていた障害者団体からのドイツ紀行の原稿を書く。大型で強い台風18号が各地に被害をもたらして新潟にも接近している。夜、二度の強い地震もあり、今年は大雨に台風、そして地震と天災の多い年だ。 (2004.09.07)
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9月6日(月) |
仕事。 (2004.09.06)
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9月5日(日) |
午前中は雨降りで久しぶりにノンビリと休日を過ごす。頼まれていた身体障害者団体連合会の原稿書きをしたりサックスの練習などをして過ごす。夕方、近所のS君と一ヶ月ぶりのマラソンに出る。久しぶりだったがそう疲れもせず爽快な走り。日中、町内会長が見え、計画されている市道整備について相談を受ける。 夜、ロシア南部の北オセチア共和国でおきた学校人質事件で、逃げ延びた子供の証言がNHKニュースで流れた。数100人が犠牲になった現場に居て、想像を絶する地獄のような惨状を見てきたであろうその子は、水を求めていったきり帰らない姉も居て、心に深い傷を負っているのだろうが、カメラに向って淡々と話していた。「体に爆弾を巻きつけられた友達がいた。」「その子を打つなら私を打てと言って、その男の人は撃たれて死ん」。話を聞くだけで胸が痛くなる。チェチェンの長い弾圧の 歴史からくる政治問題だろうが、多くの子供の命と心を踏みにじるテロリストたちの行動は、理由がどうあれ絶対に許すことはできない。この犯行グループを心から憎むと同時に、このような虐殺を絶対に許さない世論と行動が必要だ。 (2004.09.05)
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9月4日(土) |
午後、久しぶりに視覚障害者のパソコンサークル「PCアットホーム」の例会に参加。サークルの掲示板など、インターネットのアクセス方法などについて学習。今日も会場の市民センターの一角では、数人のサポーターの指導を受けながら入りきれないほどのメンバーで、活気あふれる例会だった。 終了後、5時半から近くの居酒屋に移動し、急遽、皆さんからの提案でお土産のモーゼルワインを飲みながら、私のドイツ報告会を開く。10人が参加。どうやら私の土産話よりワインのほうに人気があったようだ。 (2004.09.04)
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9月3日(金) |
日中、治療院の仕事。夜、サックスのレッスンに出かける。 (2004.09.03)
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9月2日(木) |
昨日、パソコンサークルのHさんにインストールしてもらっ た新聞読みソフト「ニューストゥースピーチ」が、とても面白い。私のような視覚障害者が読みやすいように写真などをカットし、テキストデータで読ませるフリーウェアーだが、他のソフトに比べて操作が簡単で、地元紙の新潟日報まで読めるのは嬉し い限りだ。視力を失ってから、再び新聞を読むことは夢でもあった。多くの視覚障害者に、この感動と体験を知って欲しいものだ。夕方、私の町内に予定されている宅地造成と市道整備の問題についてT町内会長と電話で打ち合わせをする。 夜、連合のk氏が来月の県知事選に立候補が予定されている方を案内して挨拶に見える。まだ混沌としたなか、すっきりと足並みを揃えて、必勝に向け選挙戦に臨んで欲しい。 (2004.09.02)
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9月1日(水) |
夜、ちょうど一ヶ月前の8月1日に行った「7.13水害支援チャリティコンサート」の慰労会を駅東口の居酒屋でやり、大変に盛り上がる。会には畠山実行委員長をはじめ、当日司会の藤井さんや音響担当の佐藤さんや飯田さん、FMながおかの脇屋局長ら、20人近くが参加。それぞれ報酬や評価を期待しない仕事を した事の誇りのようなものが感じられ、おおいに盛り上がる。 (2004.09.01)
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