傘の古骨買い


紙と竹で出来ていた古傘はリサイクルの対象ですから、専門に買い集める業者がいました。「古骨はござい、古骨はござい」と呼ばわりながら市中をあるきました。買い集めた古傘は専門の古傘問屋が集めて油紙をはがして洗い、傘貼りの下請けに出します。浪人が傘の貼り替えを内職している場面をテレビで見かけますね。はがした油紙はていねいにはがして再利用し、漬物、魚などの包装紙として商店に売ったのです。防水性が残っているのですね。






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