リラックスタイム

1、見栄っ張り

以前、スーパーマーケットの試食コーナーで漬物を勧められ、試食してみた。

漬物は好物なので、勿論、味がよければ購入するつもりで試食した。

しかし、その漬物の味は小生の好みの味ではなかった。

だったら会釈のひとつでもして、何気ない顔して立ち去ればいいのに、こういう時に限って小生の見栄っ張り病が再発する。

店員に「何だ!冷やかしか!」「ただの卑しい親父か」と思われるのではないか、と勝手に妄想を膨らませ、食べたくも無い漬物を買ってしまった。

これ以降、絶対に試食をしない事を心に誓った。



2、雑 巾

中学生時代の次男の話。

学校のトイレで大便をしたそうな。

よくある話だが、トイレットペーパーが切れていたそうな。

困って後ろを振り返ってみると、そこにはゴワゴワに乾いた雑巾が転がっていたそうな。

小生「お前、その雑巾で尻拭いたのか?」

次男「しょうがないべや、いやー、ケツ痛かった」

小生「その、お前のクソ拭いた雑巾、どうした?」

次男「ちゃんと元の場所に戻しておいた」



3、私の父はフランス人

姪に、各国の民族性を表した小話を聞かせてあげた。

ビアホールで、注文したビアジョッキーにハエが浮かんでいた時に、どういう反応をするかという設定である。

イギリスは紳士の国なので、この場面に遭遇したイギリス人は、そっとウェイターを呼びジョッキーを交換するように頼む、という。

ロシア人は何事もなかったのかの様にハエの存在を無視し、そのままグイグイと飲み干してしまう、という。

中国人は「おお、こりゃあ珍味だ、ラッキー!」と言って大喜びで飲む、という。

フランス人は「これは一体どういう事だ、責任者はどこだ、支配人を呼べ」と怒鳴り散らし、大騒ぎする、という。

そこまで話した時、突然、姪が叫んだ。

「う、う、うちの父はフランス人です」

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