■ どうにもならんことU
人間て平等でない。 何人も生まれながらにして平等でない。 人間に平等に与えられているのは「幸福に生きる権利」である。 個々の人間は皆不平等である。 肌の色が違い、身体の大きさが違い、言語が違い・・・・・。 頭のキレる者、スポーツの得意な奴、絵や音楽に才能のある者 はたまた何でも出来る天才、何やってもトロい者。 実に様々であり、全然平等でない。 しかし、不平等が悪い訳ではない。 頭が良くないから、スポーツが出来ないから、それが悪い訳では ない。「どうにもならんこと」である。 社会システムを変えて等しく物的要因を与えても、元々が不平等 なので皆平等にはならない。 肝心なのは「どうにもならんこと」にこだわり過ぎず、「幸福に生きる」道筋を探る事だ。 勉強出来なくたって、いくらでも幸福な人生は歩める。 自分の置かれている環境を受け入れ、その中から心の努力を する事が大切だ。 親を恨み社会を恨んでフテ臭れて生きても、損をするのは自分 だ。 そして国家に必要なのは、努力する者に報いる社会を作る事だ。 |