A19 相当の確立で下る。

このときの絶対条件は「悪い事をしている」と
            「本人が認識している」事である。

そして、この場合の「悪い事」の定義は世間一般のそれではなく
本人の自意識の中での「悪い事」である。

己が己の価値判断の中で「悪い事」と自覚しながら、その「悪い事」を
行いつつ日常生活を送るというのは「罪悪感」に包まれながら人生を
歩む事だ。

この「罪悪感」は家族や友人、同僚に対して「後ろめたさ」を感じさせる
と共に、日常生活のどこかで「無理」を強いらせる。

この「無理」は過度のストレスを生み、常識的な判断を誤って人に
騙されたり、トラブルや事故に巻き込まれたりする。



と言う事は、「同じ行為」であっても、その「行為」に対して「悪い事」と
いう認識の無い人には天罰は下らない。
天罰とは、そういうものである。



最も大切なのは「悪い事をすると天罰が下る」と信じて、己を戒める
事だ。

その戒めが「自らを律する心」を生む。

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