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| A12.認める心 国際人とは、国際的感覚を有した人間である。 国際的感覚とは「それぞれの民族の歴史と伝統、文化を尊重し、 心の根底で人類の共存共栄を願う心を有している」事である。 世界には何百という民族が存在し、気候や風土もまちまちだ。 気候や風土が違えば、それによって育まれる歴史や文化が民族によって違っていて当たり前だ。 「違う」という事は多くの軋轢を生む。 この軋轢を超えて多くの人間が、決定的な過ちを犯さずに暮らすためには「認める心」を養う事だ。 他民族の歴史、他民族の伝統、他民族の文化、他民族の宗教を それぞれ認める事だ。 相手を認めて、はじめて己も認められる。 「認める心」を養うには、結局、人徳教育しかない。 |