A.10ムムム
高校一年の長男は「僕は国を守る為なら死ねる」とほざいている。
小生はというと正直言って「国を守る為」には死ねない。
固執するものが大き過ぎる。
何に固執しているかと言えば、やはり家族である。

今現在の生活で「誰かの為に死ぬ」という状況がなかなか想像出来ない。
どうしても死ななければならない状況であるとすれば、家族を守るため
以外には考えられない。

思考を巡らせてみると、家族と言っても、その対象は女房と子供の様に
思う。
現在喉頭ガンを患い、闘病中の父を助けるために死ねと言われても困る。
何故だろう。

女房や子供は自分にとって守らなければならない対象であり、父は自分が守って貰った対象だからか?
これも「人間の本性」なのだろうか。

だんだん不謹慎な話になってきたので止める。
兎にも角にも、小生が死を以って助けようとする対象は女房と子供である。
これが正直な気持ちである。
皆さんはどうなのだろうか?


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