室堂から剣岳


剱沢から剣岳剱沢から

今回は2泊3日の予定で欅平まで歩いてみようと思っていましたが、剣岳の姿が素晴らしかったので予定変更しました。

【日 付】2005年9月8日〜9日
【コース】室堂13:35〜地獄谷〜雷鳥沢14:10〜別山乗越15:17〜剣山荘16:10(泊)      
剣山荘5:37〜剣岳7:41〜剣山荘9:34〜剱沢小屋11:25〜室堂14:45

加古川を早朝に出発して新幹線、サンダーバードと乗り継いで富山に着く。関西は晴れていたが北陸に近づくと雲が広がってきた。台風の影響がまだ残っているのかもしれない。

富山地方鉄道に乗車する。我が地元の京阪特急元3000系がくたびれた様子で停車している。やはり雪国での活躍はしんどいのかもしれない。
8月の大雨で土砂崩れがあり途中の駅で代行バスに乗り換える。このバスで終点の立山駅へ向かう。岩峅寺〜千垣間不通。

すぐのケーブルは室堂行きに連絡していないので立山駅で食事をする。ヤマかけそば定食(1000円)を食べた。コンコースは台湾の人達で賑わっていた。ここのお土産やさんは試食が多くていろいろなものが食べられる。牛乳を買って飲んだ。

美女平に上がると涼しい風が吹く。荷物は10キロ以上だと300円払わなくてはいけない。しかし室堂までカバンを運んでくれたので楽でよかった。
出発したときはあいにくのガス模様だったが滝の展望台を過ぎたあたりで突然ガスが晴れて、バスの乗客の人々からも歓声が上がった。私も歓喜してベートベンの第九を歌いたい気持ちになった。
バスに乗っていたおばさんが「こんなときは家族にも感謝できるわー」とおっしゃっていた。その気持ちは何となく分かる。

5年ぶりの室堂に着いた。前回は雄山に登っただけだったが今回は本格的な登山だ。
NHKのカメラを持った人がいた。地獄谷は硫黄のにおいが大変強く足早に通過した。
国有林の境界標はしっかりとペンキでマーキングされていた。
ユンボで作業をされている方がいた。天気の悪いときは大変な仕事だと思う。
雷鳥沢
テントが数張り張られている雷鳥沢に着く。ここまで硫黄のかおりが漂ってくる。
標高差数100mの登りになる。景色もよいし苦ではなかった。

3時頃剱御前小屋に到着した。ここに泊まろうかと思っていたが天気もいいし体力も余っていたので剣山荘まで行くことにした。剣岳が素晴らしい。登らずにはおられない気持ちだ。
チングルマ(バラ科)←チングルマ(バラ科)花びらは落ちている
剱山荘鹿島槍ヶ岳?
4時頃剣山荘に到着した。緊張が解けたのか突然眠たくなった。特筆すべきことは5時頃まで風呂に入れることだ。入らなくてもいいと思っていたがやはり気持ちが良かった。
6畳くらいの部屋に埼玉の人と3人だった。
夕御飯はご飯3杯お代わりした。おみそ汁がおいしかった。
食事のとき、前に座っていた人はガイドをしていたという71才の方だった。尾根、谷ほとんど知り尽くしているという。
明日、剣岳に登って仙人池にいくというと「最後の登りがきつい。やめておけ。」といわれた。そのかわり立山を縦走して帰ることを勧められた。それもいいかなと思った。小屋の人に聞くと「あなたは若いから大丈夫」といわれた。どうしようか迷ってなかなかすぐには寝られなかった。

次の日4時半頃起きた。まだ薄暗い。とりあえず朝ご飯はお弁当にしてもらった。
5時半頃に準備体操をして出発する。残念ながらガスがかかっている。
登り初めのころは早月川から海岸線も見えた。
剣岳は国際的な山のようで、標識にはハングルと英語の表記がされていた。
ハングル英語表記
ハングルでマエスルギ゙と書かれている。
6:33到着。通り過ぎただけだった。
岩と岩に渡してある少し怖いはしごを渡る。はしご
疲れてるときは剣岳に登るのはやめた方がいいと思う。とうとう難所があらわれた。カニのたてばいだ。カニのように登っていった。鎖の付いた岩登りだった。そしてようやく山頂に着いた。嬉しい。しかしこのコースはほとんどノンビリと休憩できると所もなくあまり歩きたくはない。途中で雷鳥を見た。一体何を食べているのだろうか。時速60キロぐらいのスピードで飛んでいった。こんなに速く飛ぶとは。道理で北陸線のサンダーバードは速いはずだ。

山頂にはガスが晴れることを期待して数名の登山者が休んでいた。その中の一人が写真を撮りましょうか?と声をかけて下さった。山名板を持って写してもらった。
ガスは晴れなかったがいつか登りたかったので大変嬉しかった。

三角点にも触れ10分としないうちに下山を開始する。横ばいの垂直のはしごはスリリングだった。凍っていたら大変恐ろしい。道も無かった頃に登った人というのはどういう人だろうか。敬服する。
急なはしご
下り道で昨日のガイドさんに出会った。仙人池までいこうかなというと、「慎重に」と強く念を押された。この方は早月尾根を下るとのこと。小生もいつまでも山に登れる体でいたい。

9時半頃剣山荘に戻ってきた。トイレで小便をし荷物も担いで出発する。
真砂の標識の方へ。歩きにくい道だった。足を踏み外して岩がゴロゴロと落ちた。20分ぐらい歩くと剱沢小屋からの道と合流した。
剣岳に登ってやはり疲れた。仙人池にいく自信がなくなってきた。迷ったが今回はやめることにした。お弁当を食べる。登り出すと関西弁で話す男性に出会った。「剣岳のガスが晴れるか1時間、小屋の前でねばりましてんけどあきまへんわ。今日は仙人池の方へ行きますわ。」少し付いて行きたい気にもなった。

剱沢を登る道は歩きやすく楽に剱沢小屋に着いた。頭にガスをかぶった剣岳が見える。
山の世界では有名な小屋のご主人がいた。日によく焼けておられた。

別山に行こうと意気込んだが風が吹いて寒いし何も見えないので、行く気力が無くなってきた。そしてちんたらと同じ道を室堂へ帰るのだった。一つ違ったのは雷鳥荘経由で帰ったことだ。しかしばてた足には登りの階段がきつかった。
室堂は観光客が多く大きいリュックを背負っているのは気恥ずかしかった。そして15時のバスに乗り下界へ下りた。

山の記録

トップページ