名古屋から白馬まで直通の、「しなの」に乗車する。
電車は空いていたが乗客のほとんどが登山者だった。
お昼に白馬駅に到着し、腹ごしらえに蕎麦を食べた。
食べたりなかったのでコンビニに行ってパンとかを買った。
食べ過ぎて夕方まで腹が減らなかった。
13:50 猿倉
猿倉にはたくさんの登山者がいた。
準備体操をして歩き始めるが、確か雪渓の方は林道を歩くはずなのに、
山道だったので間違っているのかと思ったが、正しかった。
林道にでてなだらかな道を歩く。
山道を30分ぐらいで白馬尻に着いた。
2つ小屋があってどちらに泊まろうか迷ったが、
村営に泊まってみることにした。ご飯は白馬尻荘の方がおいしそうだったが、
トイレの数は村営の方が多そうだった。
夜中にお月さんが見えた。高校生の集団登山客がいた。
5:40 白馬尻荘出発
雪渓は長くて少し飽きてきた。
雪の上には黒い虫がいた。時々岩の落ちる音が聞こえてきた。
怖かった。
やっとこさ、雪渓が終わった。しかしこの先も雪渓があった。
お花畑避難小屋はなかなかきれいそうだったが、緊急時しか使えないらしく、
つっかえがしてあった。
念願の稜線にでた。村営宿舎の前でパンを食べた。
風が強かった。そしてまた歩き出すと雨が降ってきた。
白馬荘に避難することにした。
9:30 白馬荘
暴風雨になった。まだ9時だったが今日はここまでかと思った。
レストランに行ってコーヒーを飲んだ。甘さも程々でおいしかった。
すると遠くの景色も見えて晴れてきた。
気を取り直して出発することにした。
11:30 出発
白馬岳は眺めがよくて最高だった。しかし山の名前は全然分からなかった。
麓の町並みも見えた。
白馬岳の稜線歩きは今回の山歩きで一番楽しかった。
13:50 雪倉岳避難小屋
大勢の人がいて泊まれるのかと心配になったが、
寝る場所を空けていただいた。畳1枚に3人という感じだった。
夜夕御飯を作るのも苦労した。風が強く霧がでて火がなかなかつかなかったが、
何とか飯にありつけた。
水場:雪倉岳避難小屋のすぐ側で得られます。
そのかわり雪渓の雪解け水なので、いずれ消えるでしょう。
4:50 雪倉岳避難小屋出発
今日は栂海山荘まで行こうと思う。コースタイムで10時間なので朝日岳に9時くらいに着いたら
行けるだろうと思った。
朝日岳には実際、9時くらいに着いた。
結局これから朝日小屋に行けば早すぎるので栂海山荘まで頑張ることにした。
しかし、これがしんどかった。
黒岩山までは意外と時間がかかる。
湿原がたくさんあってなかなかよいところだった。
朝日小屋の予約をしていたが、行かないようになったので、これから朝日小屋に
行くという方に、「予約をキャンセルします」と書いた手紙を渡してもらうことにした。
どうもありがとうございました。
携帯は黒岩平付近では通じた。
ようやく北俣の水場に着いた。水をくんで出発するが、アップダウンありのやせ尾根で
1時間以上経ちようやく栂海山荘に到着した。
15:43 栂海山荘到着
5時頃になり親不知方面より2名の方が来られた。
小屋はきれいで立派だった。漁火も見えた。
6:00 栂海山荘出発
白鳥山まで見るからに遠い。アップダウンがたくさんある。
黄蓮の水場のあたりはブナ林で、テントをはる場所もあるよいところだった。
10:10 白鳥山
シキ割の水は冷たくておいしかった。そして頭から水を浴びて生き返った。
この先で登ってくる人に出会った。「暑いです」とおっしゃった。
小生も同じくだ。
12:45 坂田峠
坂田峠には林道が通っていた。へたばっていると八王子ナンバーの人がやってきた。
この峠は、明治30年頃、芸者さんを乗せた人力車が通ったらしい。
また、海岸の道が通れないときはここを経由したそうだ。
今までに比べると随分と歩きやすかった。
15:45 栂海新道入り口
4時前にようやく国道に到着。看板は思っていたより大きいものだった。
ホテルの前でジュースを飲み海岸まで降りてみる。
そして泳ぐ。あちゃーまたメガネを流されてしまった。
やはり日本海は荒々しい。
着替えたもののまた汗だくになってしまう。
国道の道のりは長い。歩道が無くて危ない。
17:50 親不知駅
自動販売機でコーヒーを買った。
甘いものを食べすぎたのか口から白い粉みたいなのが吹き出していた。
富山駅でソバを食べた。
事故があり電車が遅れてしまい京都に着いたのは零時だった。
そして高槻まで行き迎えにきてもらった。
反省:
念願の栂海新道を歩けてよかったですが、最後までアップダウンが多くて
ばてました。やはり栂海山荘まで一気に行ったのがバテの原因ではないでしょうか。
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山の記録