念願の弥山川


このコースは川を登っていくのだと思っていましたが、
実際はほとんどが巻き道歩きでした。

【山  名】  八経ヶ岳
【日  時】  2001年7月21・22日
【メンバー】  ヒロ氏
【コ ー ス】  熊渡〜弥山川〜狼平(泊)〜八経ヶ岳
        〜トンネル西口〜熊渡
【天  気】  晴 


1日目

5:55 寝屋川

8:50 熊渡
すでに車はたくさん停まっていた。砂利道を登っていく。荒れた森は国有林らし
い。もう夏だというのに蝉の鳴き声が聞こえないなと思った。

白川八丁までは20分ほどでこれた。とうとう沢を登るのだと気分が高まってき
た。砂利道をしばらく歩く。滝壺のあるところから左の山腹に登った。
こわれかけの梯子を渡っているうちに道がよく分からなくなってしまう。
河原の方に降りてみるとはっきりとした道があった。

そして本格的に岩を登る道になったので、沢登りだと思ってわくわくしたが
少しだけだった。吊り橋を渡ると山腹登りが始まる。ここで水をくんでおくべき
だった。長いこと梯子を登った。人を追い越して久々にペースがあがってばてた。

双門の滝を見落とすはずはないと思っていたがよくわからなかった。
たぶん対岸に見えていた大きな一枚岩がそうだったのだと思う。

しばらくすると広葉樹林の森になり。下が草原ぽくてだいぶん高いところまで
来たのだと実感した。そして登り切ると眺めのいいところに着いた。
稲村ヶ岳や金剛葛城の山並みが見えた。


            稲村ヶ岳



お腹も減ったが水を持っていないので河原まで辛抱することにした。
えらい立派なはしごが掛かっていた。ここ2,3年につけられたものだろう。
しかし道は相変わらず険しかった。

ようやく河原に着いた!!少し雲行きが怪しくなってきたがお握りをいただきま
しょう。裸足になって川に足をつけるとオタマジャクシが寄ってきた。たくさん
イタ。

河原歩きだろうと思っていたがまたエッチラオッチラ登っていった。
うわさに聞いていたとおり体力のいるコースだ。そしていつしか河原小屋(1時
くらい)に着いた。10人くらいは寝れそうだった。炭のにおいが漂っていた。

河原歩きだ。最後少しばかり岩を登ると吊り橋が見えてきた。
ヤッター着いた。まだ誰もいなかったがいつしかたくさんの人で
大にぎわいだった。新築の狼平小屋の2階で一夜を過ごした。

14:45 狼平

弥山へは階段道がつけられていた。森の中にはいると1日沢を登ってきただろう
かとても落ち着いた。


2日目

6時前に出発した。せっかくなので川沿いに登っていこう。
同行のH氏は沢靴に履き替えて川の中をジャボジャボと気持ちよさそうだった。
ありがたいことに今日も晴天に恵まれた。日頃の行いのよいH氏のおかげであろ
う。険しいところもなく快調に沢を登る。昨日よりも楽しいくらいだった。



そして2俣の手前の右岸にはつぶれた小屋が建っていた。割れ瓶が散乱していた。
なんの小屋なのだろうか。少しだけ急なところがあった。突然倒木がたくさんあ
る道になった。左の斜面が稜線付近から崩壊していた。台風のせいだろうか。

流れも小さくなった。左下に青い屋根の小屋が見えた。弥山小屋の給水施設だろ
う。沢から離れて湿っぽい道を登っていくと、鞍部の近くにでた。

荷物を置いて八経ヶ岳に行った。僕たちよりあとにでたグループが山頂にいた。
やはり登山道を歩いた方が早いようだ。釈迦ヶ岳がガスに隠れる直前だった。
弥山で携帯を見たが通じなかった。

H氏は体力が余っているようでどんどん下っていった。トンネル西口に着いたの
は小生より20分も早かったようである。あっしは少々バテ気味だ。下り道は急
で吊り橋を渡ると西口登山口はすぐだった。

11:00 トンネル西口
車がたくさん止まっていた。タクシーを呼ぼうにも携帯は通じず結局、熊渡りま
で歩くことになった。しかし道中に見た山並みは雄大であった。



  ありがとう大峰山


13:50 熊渡
久々に山歩きをシマした。また泊まりがけでどこかに行きたいものです。

表紙     山の記録