奄美大島:湯湾岳・宮古崎・金作原


2007年2月22日〜24日

奄美大島行きの飛行機は横5列席の小さな飛行機で、座席には花柄の模様が描かれていた。
沖縄よりも随分と近く感じられた。
空港に出ると風は強いが雨は降っていないので奄美パークまで歩く。
40分もかからないくらいだった。奄美パークは昔の空港で滑走路も残っている。
目的は田中一村という人の画を見るためだ。千葉から移住して画を描かれていたそうだ。
そして、館内のいろんなものを見た。サトウキビジュースというのは茎ごと絞り器にいれて作る
というおもしろいものだった。外に出ると風が強くバスまで時間があった。
飛行機の時間に合わせて出発するので飛行機が遅れればバスも遅れるそうだ。
名古屋から来たという方と話をした。

名瀬の市内についた。薄日も差してきた。ホテルはバス停の前だった。
部屋に入ってから散歩に行く。ダイエーまで歩いた。名瀬はかなりの都会だった。
夕方や朝は車も多くて運転に気を遣う。

晩ご飯はホテルで食べた。部屋に戻って9時には就寝した。
朝起きてご飯を食べて近くのレンタカー屋さんに行った。軽が1日免責代込みで
4000円ほどだった。南部へ向かうため国道58号を走る。晴れてきて久しぶりに気分が高ぶってきた。
マングローブパークに寄ってみた。最初レンタカーの鍵が抜けなくて焦ったがパーキングになって
なかったからだ。ここで写真を撮ろうと思ってデジカメを出したが充電できなくて撮影できない。

国道から85号線に入ると急に細い道になったが近々トンネルが開通しそうだ。
工事区間が終われば走りやすい道になった。集落が出てきて路肩に停めるとおいしい
水が流れていた。そして湯湾岳登山口へ向かう。

ピンク色の桜が咲いていた。駐車場に停めていざ出発。山頂は思ったより遠そうだ。
最初は山腹道を歩く。次第に高度を上がってくると階段道になり北側の林道からの道と合流する。
神社のある神聖な感じのするところについた。手作りの展望台があった。そうして三角点はその先だった。
何も見えない。でも登れてよかった。同じ道を引き返す。お昼頃戻ってきた。すぐ先には展望台が
あるので行ってみた。戻ってくると5人くらいの男性がいた。

舗装された林道を走る。フォレストという公園のようなところをすぎ、滝がある。
マテリヤの滝を見てくる。新婚さん風の方にすれ違う。
車道を大棚へ向かう。いい道を選んで走れば大棚に着く。
途中地元の方が道を教えてくれた。

大棚に着くと目の前に青い海が広がる。きれいだ。海岸に出てみた。石ころが多かった。
一休みしてから奄美野生生物保護センターへ。20分くらい見学した。
もっと海が見たいと思っていたら国直ビーチというところがあった。
砂浜できれいなところだ。地形図を見ると宮古崎というのが近くにある。
道路の上側から行ってみる。後で分かったが海岸からも遊歩道があるようだ。

最初はお花の咲く小道だった。マングース捕獲の罠があった。
海岸からの道と合流すると広い道になった。松林の中にはベンチとテーブルがある。
そして松林を抜ければ笹原の襟裳岬はこんな所だろうかと思ってしまう、美しい景色が現れる。
海が見えなければどこかの高い山にいるかのようだ。
地平線、当たり前だけどまっすぐじゃなくてわずかに曲がっている。
ああやっぱり自分は地球に生かされているんだ。と思った。
笹原を下って崖を降りて海まで出てみた。ハングルのペットボトルが落ちていた。

景色を目に焼き付けた。帰り道でコンクリートに足を打って痛かった。

最後の目的地金作原。知名瀬のたばこ屋の前で右折する。舗装路を20分ぐらい走っただろうか尾根に出た。
車を止めるスペースもある。ここから原生林まで1.5キロだ。ここからは未舗装の道を走る。
途中で大型観光バスとすれ違いビックリした。原生林は奥が深そうだがこちらから行くと小さく感じる。
ヘゴが空を覆っていた。すこしヒンヤリして上着を着た。沖縄は冬でも半袖でいることが多いが奄美の方が
気温は低い。薄手の長袖で丁度いいくらいだった。
休憩してから知名瀬へ引き返した。名瀬への道もあったが舗装されていなかったのでやめた。

6時頃レンタカー屋さんに戻ってきた。運転は疲れたけどたくさん行きたかったところにいけて満足。
今日は外で晩ご飯を食べる。奄美の食事コース。ちょっと贅沢をした。鶏飯は鳥のスープをかけて
食べた。黒糖焼酎は普通の焼酎との味の違いはいまいち分からなかった。アーケードの商店街では
玄米定食みたいなメニューのある店があった。

次の日は朝から散歩をした。ホテルの近くにハイキングコースがあった。ハイキングではないかも知れない。
昔、輸血用の血液を運んでいたが事故で飛行機が墜落したという場所だった。らんかん山といわれているそうで
山の上には碑があった。(入舟町。地形図で碑のマークが3つあるところ)碑からまだ細い小道が続いていて
マングースの罠があった。それから高千穂神社に行った。本土にあるような感じの所だった。やはり距離も近いから
だろうか奄美の方が沖縄より本土に雰囲気は近いように感じる。お墓も本土で目にするような形のものが多かった。

永田町の小学校の裏の水路は大きな木(アカギとか)の並木道で散策するのにいいところだった。
橋を渡ったところからはおがみ山公園に行ける。山の上には本土復帰記念碑というのがあった。
朝の散歩を楽しむ人も多い。永田山というのもあるそうだ。

ホテルへ9時頃戻って朝ご飯を食べた。先に食事の方がよかったかなと思った。
チェックアウトの時に荷物の配送手続きをする。船便なので3日かかる。1400円くらいだった。
山羊島に行こうと思い国道を歩くが航空券を宅配のカバンに入れたままだったことに気づき引き返す。
うーん、いつも何か忘れているなぁ。この前は鍵をいれたままだったし。
もう島に行くのはやめてバスで赤尾木にいく。本州だったら敦賀のようなところで陸地の幅がわずか
800mしかない。海岸に出ると風は強いが砂浜が広がる。裸足で歩けば気持ちよい。
崖の上にホテルが見えた。そうして今度は反対側に行ってみる。農道を上っていくと広い道に出て
横断して小道に入る。ものすごくたくさんの蝶が乱舞していた。そして下っていくとすぐに海に出た。
こちらは穏やかだ。車道に上がったこともあったがほとんど海岸を歩いてばしゃ山村へ向かった。
そして黒糖と蒸しパンみたいなのを買って、空港行きのバスに乗車した。
そのバスで再び初日に出会った愛知から来た2人組の女性に再会した。

山の記録

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