河合から前鬼を経て釈迦ヶ岳 浦向から行仙宿に行き釈迦を往復し前鬼へ下り、裏行場巡りをして帰ると いうのが当初の予定だったのですが・・・ 【山  名】  釈迦ヶ岳 【日  時】  1996年12月13・14日 【メンバー】 単独 釈迦から3名のおじさんと 【コ ー ス】 河合〜前鬼〜大日岳〜釈迦ヶ岳〜不動谷林道 吉野行き急行 阿部橋 7:50発 大和上市 9:18着   大和上市の駅で、バスは河合までしか行かないことを知る。 バスの営業所にいる人に尋ねたら河合で池原タクシーを呼んだらいい と言った。池原の方へ行くのは学校休校日のみだった。 9:55 大和上市→杉ノ湯 910円 河合行きに乗り換え バスの中でどうせ河合からタクシーを呼んで浦向まで行くのと、 持経の宿まで行くのはたいして値段が変わらないと思うので、持経の宿まで 行ってもらおうと思う。      12:03 河合 公衆電話から池原タクシーに電話をしてみたが「火曜と金曜は予約が入っている」 と言われた。河原に降りてパンを食べながらどうしようか考える。前鬼まで 歩くことにする。 12:15 出発 トラックなどの通る道をいやになるほど延々と歩く。暑くなってきたので半袖に なる。トンネルも5個ぐらいくぐった。 14:14 前鬼口 やっと着いた。食堂がある。登山者カードを書こうとしたが記入用紙が入って いなかった。山仕事の車とすれ違った。 15:19 岩をつぶしたトンネル 昭和30年6月30日とあった 15:32 不動七重滝 大きな滝だ この先から前鬼1号、2号、3号トンネルと続いた。特に1号、3号は 長くて不気味だった。これらのトンネルは1981年に改修したようだ。 前鬼へ行く山道の分岐の所にある製紙小屋を見るがボロボロだった。 16:02 駐車場 四川省さんたちがテントを張ったところ 8℃ 水場もすぐ近くのあった。急いで食事をして5時頃から寝る。もう明日、 引き返して家に帰ろうかなと思う。持経の宿の方へ行く気力はなくなった。 旭ダムの方へ行くことに決めた。別に寒くなかったが、熟睡できなかった。 川の音がしていた。 2日目 快晴 6時頃車の通る音がした。しばらくしてまた通る音がしたので外を見ると トラックだった。パンを食べる。気温1℃   7:21 出発 林道へは行かずに山道にはいる。電信柱沿いの石畳などの広い道だった。 暑いので半袖になる。 7:47 前鬼 小中坊 五鬼助さんは留守だった。バスの時刻表を見ると前鬼口から上市のバスも 学校休校日のみの運転だった。だからどっちにしろ予定通りに歩けていたと しても、前鬼口に着くのは平日だろうから河合まで歩く羽目になってただろう。 ルート変更のため電話をするが誰かがでたと思った瞬間切れてしまった。 10円しか入れなかったからか。住居跡の横を通る。途中から岩の多い道となる。 矢印を見ながら進む。所々に雪が現れてくる。 8:47 二ツ岩 孔雀岳や釈迦がきれいに見える。8:55 出発 雪が多くなってきた。多いと言っても歩くのにそれほど支障はなかった。 雪はだいぶ堅くて足が埋まることはあまりなかった。凍っているところは 慎重に歩く。太古の辻へ上りあげる斜面は多いところで30cmぐらいだった。 動物の足跡しか着いていなかった。 9:34 太古の辻 尾根上は全く雪がない。自分で自分を写す。 9:39 出発 しばらくすると大日岳への分岐に来た。斜面を登ると深仙と大日岳の分岐に 着いた。荷物をおいて大日岳へ行く。大日岳の長い鎖はなかなか怖かった。 そのかわり展望は最高だった。 9:53 大日岳 鎖を下るのは怖いので巻き道を下る。前回は下るときに道を間違えて 往生した。今回は無事下れた。荷物を取ってそのまま尾根ずたいに深仙に 向かった。 10:13 深仙の宿 香精水の水場へ行く。宿からほんの60mぐらい行ったところに、水がちょろ ちょろ流れていて水のたまっている所があった。まだ道は続いていたので さらに進むと岩があるところに来た。水場はこの先にあったか。忘れた。 戻り、さっきの水がたまっていたところへ行く。ここが香精水か。 10:32 出発 尾根上の道と左へ行く道がある。左の山腹を巻く道を行く。この道で釈迦 に行けるのか不安になる。しばらくして木でいろいろ作ったところにでた。 そこから尾根道をまっすぐ行く。雪の上に人間の足跡が付いている。少しして、 これは旭林道の方へ行く道だということに気づいた。戻る。釈迦から下ってくる 2名の中年男性に出会う。久しぶりに人間を見る。釈迦への登りはなんとも しんどい。釈迦の手前の小さなピークを通りやっと山頂に到着。 11:15 釈迦ヶ岳 山頂は無風、大快晴、展望最高だ。まさに小春日和で暖かかった。 旭林道から来たという3名のおじさんがいた。堺からの人だった。いろいろ 話しているうち「車、乗しってたるわ」と言った。パンを食べココアを作って 飲む。八経の方まで雪化粧しているのがよくわかる。釈迦の山頂の積雪は多くて 20cmぐらいか。温度は4度だった。おじさんの温度計は日陰にあったので 2℃だった。 12:22 出発 釈迦へ上る単独男性に出会う。この人も旭林道から登ってきた。私以外みんな 旭林道から登ってきている。 12:34 千丈平 先ほどの木でいろいろ作ってあった場所だ。 途中に吉田の森のようなピークがあったが定かでない。展望の良い尾根で 釈迦から深仙、大日岳が見えた。小屋も見えた。自分の歩いてきた道が よくわかる。 13:05 ピーク ミカンをもらう。ここも展望は良かった。13:12 出発 13:31 直進:不動谷林道 左:太尾 の分岐 まっすぐ行く。この先にも左へ行く道があった。この道は笹が茂っていた。 檜林帯になってきた。それから暗いジグザグ道を下っていく。みんな結構歩く のが速くて、私はずうっと一番後ろを歩いていた。 14:07 駐車場 荒廃した小屋がある 不動谷林道 こんな所までよく道を造ったもんだ。しかも舗装してある。おじさんの話に よると去年は舗装していなかったようだ。林道の隅に雪が残っていた。 車に乗せてもらえなかったら、ここか、できたら中谷まで行ってテントを張る。 つもりだった。おじさんはなかなかスピードを出していた。少し気持ち悪かった。 15:02 谷瀬の吊り橋 つい最近まで日本一の長さを誇っていたようだ。300m近い長さの橋だった。 観光客も多かった。ここ十津川村の人たちが北海道へ移住してできたのが 新十津川村のようだ。土産屋でそば(830円)を買う。途中に弥山登山口の 板があった。坂本だったか? 五条そして金剛トンネルをくぐり泉北高速1号線を通って、なかもず(18:15) まで送ってもらった。家(19:43)まで610円で帰れた。 コースの前半は精神的にもしんどかったですが、天候にも恵まれよかったです。 3泊4日で予定していたので食料もかなり余りました。ポリタンクも使わな かったし使わなかったものが多かったです。