護摩壇山から伯母子岳縦走 前から行きたかった伯母子岳の行ってきました。コース全体を通して 道は良かったです。新緑も綺麗でした。 【山  名】  護摩壇山・伯母子岳・赤谷峰 【日  時】  1997年5月4日・5日 【天  気】  一日目 曇り後快晴 二日目 晴れ  【メンバー】 単独          【コ ー ス】 護摩壇山〜伯母子岳〜伯母子峠〜赤谷峰往復〜熊野古道〜         三田谷〜川津大橋 8:02 新今宮発高野山行き 高野山に着くとガスがかかっており、本当に天気は良くなるのかと思った。 9:55 高野山 護摩壇山行きバスに乗車 運賃1800円 10:58 護摩壇山バス停 ブナなどの生える雰囲気の良い道を登っていく。 11:06 護摩壇山  ガスがかかっていて展望は良くない。ドライブウエイを戻るように歩き、 「三興林業」看板のあるところから、砂利道の林道に入ったがすぐに ドライブウエイに出た。スカイラインを少し進み右手の車道に入る。 すぐに砂利道になるが、バイクや車が思ったより通った。天気が良くなり 伯母子岳が望める。本当にあそこまで行けるだろうか。古畑山の直下には 大きなブナの木があった。道がなさそうなので登るのはやめた。 12:33 伯母子岳登山口 「伯母子岳まで7.5km」の標識 車が数台とまっていた。林道から離れ「伯母子岳遊歩道」と呼ばれる 非常に良い道に入る。遊歩道というより林道に近い道だった。アップダウンは あったが道がよいので飛ばせた。 12:54 口千丈岳  三角点があるだけで、見過ごしてしまいそうな山だ。暑いのでシャツを脱いだ。 13:13 出発 深タワで遊歩道から離れ山道らしい道を登っていく。山頂の手前は ススキの生える道だった。 14:07 伯母子岳 こんなに早く登れるとは思っていなかった。テントを持ってこなくてもよかった。 展望は最高である。護摩壇山も遠くに見える。釈迦岳は真東に見えるはずだが 木がはえていて見えなかった。大股から登ってきた夫婦がいた。神戸から来て 昨日は野迫川に泊まったそうだ。 14:28 出発 14:35 伯母子峠小屋 綺麗な小屋が建っている。時間があるので赤谷峰に行くことにした。 14:48  出発 所々、背丈ほどの笹の生い茂るところがあった。それ以外は雰囲気のよい 自然林だった。山頂の手前は伯母子と同じくススキの原だった。 15:09 赤谷峰 伯母子岳が見えて展望がよい。15:19 出発 15:39 伯母子峠小屋 水場は熊野古道を五分も下らないところにあった。今日の小屋泊まりは 一人だなと思っていると、熊野古道からおじさんが登ってきた。 私の近所の枚方の人だった。明日は赤谷峰〜山天の高〜川津と行かれるようだ。 六時頃おじさんが「夕日を見に、伯母子に行って来る」と言ったので、 私もご一緒させてもらう。日暮れの伯母子岳もなかなか良かった。伯母子岳の 低い方のピークに行ったが景色は良くなかった。白いケツを振りながら、 逃げていく鹿の姿が見えた。小屋に戻り空を眺めてみると、北斗七星が 綺麗に見えた。小屋の近くに新緑のオオイタヤメイゲツのような木があった。 小屋の横にゴミが散らばっているのが残念だった。 二日目 半袖半パンで寝たが寒くなかった。パンを食べてから伯母子岳に行った。 横浜から来て、昨日の夜八時頃、深タワに着きテントを張ったという男性が いた。護摩壇山まで続く尾根が綺麗に見えた。明け方曇っていたが晴れてきた。 小屋で一緒だった男性は赤谷峰に向け出発した。 7:18 伯母子峠 途中で水を汲んだ。何度も枝沢を渡った。道が崩壊しているところは 危なっかしかった。新緑の道を下っていく。 8:00 上西跡 石垣があり松に似た巨木がある。昔ここに茶屋があり明治20年頃まで 人が住んでいたらしい。家一軒、十分建てれそうだ。 8:11 出発 この先、植林帯に入ったり自然林になったりする。またもや鹿の姿を見かけた。 熊でなくて良かった。所どころ、道が崩壊していた。杉林の中に弘法大師の 石像があった。シャクナゲのピンク色の花も咲いていた。 10:14 三田谷 10:24 出発 車道を歩いてゆく。ジュースを買う。奈良、斑鳩から来た人が車に乗っていくか と声をかけてくれたが、小屋で一緒だった人が乗せていってくれると言ってた ので、断った。今思うと乗っていけば良かった。このとき乗っていたら3時には 家に帰れていた。 12:14 川津大橋 おじさんが言っていた通り、白の車が止まっていた。食事をしてから林道に 入ると、富田林から来たという人たちがいた。バナナやら色々くれた。 ヤマフキを摘んでいたので、私も摘んだ。炊いて食べたらおいしいらしい。 おじさんが降りて来るはずの吊り橋まで行った。結構長くてスリルがあった。 2時には降りてくるといってたが、一向に降りてこない。4時過ぎまで待ったが 結局来なかったので不安になってきた。多分、道に迷っているのだろう。 枚方からバイクで来た人と話をする。護摩壇山から林道を通ってここまで 40分で来たようだ。おじさんを頼ってはいられないので、誰か乗せてくれない かなと車を見ていたら止まってくれた。先ほどの富田林から来た人たちだった。 この人達も車がパンクして往生したらしい。しかしそのおかげで車に乗せてもら うことができた。置き手紙をしておいた。混んでいるところもあったが、 富田林まで3時間ほどだった。 伯母子岳は泊まりで行く人は最近少ないようで、奥千丈林道からピストン する人と、大股から往復する人が多いようでした。