白山・南竜ヶ馬場〜別山〜上在所 最近、白山に行かれてる方が多いですが、私も一年ぶりに行ってきました。 【山  名】 別山・三ノ峰・銚子ヶ峰 【日  時】  1997年7月22・23日 【メンバー】 単独 【コ ー ス】 別当出会〜観光新道〜南竜ヶ馬場〜別山〜上在所3キロ手前 【一日目】 くもり時々霧 金沢10時半のバスに乗り、白峰車庫で乗り換えて別当出会に着く。 13:00 別当出会 去年、砂防新道を歩いたので今回は観光新道を歩く。最初から急坂でしんどい。 いったん林道に出て再び山道に入る。そこからが本当の登り。道ゆく人に 「黒ボケまで何分」か尋ねると皆、まだまだだと言う。登りばかりで気が重くなる。 14:30 駒が池ヒュッテ 中を覗いてみたがきれいな小屋だった。少し休んで出発。山を下りてくる男性が この先に室堂向け歩いている老夫婦が居ると教えてくれた。少し行ったところで その老夫婦を抜かした。針葉樹の甘い香りがして高山に来た事を感じる。 15:00 黒ボケ岩 黒ボコと思っていたが黒ボケと道標にあった。小さな子どもが元気にはしゃい でいた。そこから室堂平を抜けエコーラインを下っていく。湿原の中に付けら れた木馬道は迷うことない。ガスが晴れると南竜の小屋が見える。 2個所に小屋が分かれていたので、どちらが南竜かと思った。 沢を渡り水平道を行くと南竜に着く。 15:45 南竜ヶ馬場 うろちょろしてキャンプ地の方へ行く。奥へ奥へ行くと立派な小屋がある。 ここに泊まろうと思い荷を下ろす。近くに便所、飯場、水道があり不自由しない。 早速、米一合炊いてレトルトの親子丼をかけて食べる。味噌汁とココアも飲んだ。 今までは二合食べていたのだが、いつもご飯だけ残り、半ばいやいや食べていた ので、今回は一合にした。受付もしなくてこんな所にいたら、金を請求され そうでびくびくしていた。気になるので受け付けに行って、パンフレットを 見てみると、泊まろうと思っていたのはケビンという建物で1万2000円も するらしい。ケビンに戻り、も一度本部に行き「1人でもこんなにするのか」 と尋ねると「そうだ」と言って笑みを浮かべた。急遽小屋に帰り、荷をまとめて 「No、1」とかかれてある古い小屋に移った。ケビンは最近できたようで 枕や布団まであった。それが5棟も建てられていた。そういえば南竜に ブルドーザーが止まっていた。夜まであまり天気はすっきりしなかった。 時計のタイマーを5時半にセットしたが真夜中の12時に鳴って結局、 起きたのは6時を過ぎていた。 【二日目】 晴れ時々霧 6:40 南竜ヶ馬場 一旦、沢まで下りて油坂の登りにかかる。名の通り脂汗が出てびっくりした。 白山の頂上のは次第にガスがかかり見えなくなった。 8:27 御舎利山 三の峰からきた夫婦に出会う、昨日は小屋に着く前にどしゃ降りに一時間 降られて往生したといっていた。そういえば雷が遠くで聞こえていたが 三の峰の方で鳴っていたようだ。南竜では小雨がぱらっと降っただけだった。 8:40 別山 ようやくついたがガスにまかれ面白くない。祠にお参りをする。 9:00 出発 確か途中に池があってカエルの卵がたくさん浮いていた。別山平からの別山を 楽しみにしていたが見えなかった。ニッコウキスゲきれいだった。 10:06 いつのまにか三ノ峰についた この先に小屋があった。仕切りはあるものの便所と寝る場所が同じ部屋に あるのでハエが多く少々臭かった。昼飯のスティクパンを食べた。 10:46 出発 二の峰のピークは通らなかった。もったいない気もするが一人だと飛ばして しまう。避暑に来ているトンボが多かった。笹が生えて写真で見た剣山の 雰囲気に似ていた。 11:29 一の峰 銚子ヶ峰の方が高く見える。 12:20 銚子が峰 12:30 出発 13:00 神鳩の宿 古そうな小屋だった。30分間ここに泊まろうか山を下りようか迷う。 13:35 出発 ブナ林の中を歩いていく。次第に杉の木も姿を見せる。石徹白の木は 大きかった。水も流れていた顔を洗ってさっぱりする。石畳道を下っていくと 車道に出る。 14:33 車道 最近整備されたようで、屋根付きの小屋、トイレ、駐車場がある。 15:10 初河川合流地点 上在所手前3キロ 男性が車に乗っていくかというので、乗せてもらう。イワナを釣って帰る途中の 人だった。どこかの旅館に泊まる予定だったが、その人が名古屋の家に泊めて くれると行ったので泊めてもらうことにした。高速を走っていると、 大雨が降った。旅館以上のもてなしを受けた。釣ってきたばかりのイワナは おいしかった。当初、上在所からさらに九頭竜湖まで歩く予定だった。 名古屋まで3時間ほどかかった。つい先ほどまで山にいたことが信じられなかった。 今度は中宮温泉への道を歩きたい。