川合から八経・行者還岳 弥山川から八経ヶ岳そして鉄山へ行くコースを計画していましたが、 だいぶ変わりました。 【山  名】  頂仙岳・八経ヶ岳・行者還岳 【日  時】  1996年9月15・16日 【メンバー】 単独 【コ ー ス】 川合〜栃尾辻〜狼平〜八経〜行者還岳〜天ヶ瀬 【天  気】  一日目 晴れのち曇り 二日目 晴れのち曇り    9月15日 7:50 阿倍野橋発 吉野行き急行 電車の中で地図を見ていると、隣に座っていた托鉢の男性が 「弥山川、行くん?」と尋ねてきた。「はい」と言うと、 「わし去年行ったけど、3、4年前の台風で、橋がつぶれとって、  ロッククライミングみたいな所があったわ。初めて行くんやったら  尾根通って行ったほうが、ええと思うで。」と言った。 9:04 大和下市 駅前で二千円で2250円分あるバスカードを買う。 10分頃に、中庵住へ行くマイクロバスが発車。臨時のバスと思われる。 バスは満員だった。運賃1190円 10:03 天川川合 地元の人に弥山川へ行く道を尋ねると「弥山川は通行止めや、尾根道から 行ったらええは」と言ったので予定を変更して尾根から行くことにする。 「弥山川通行止め」の看板もある。 10:10 出発 川合の町の車のよく通る道を下っていき、吊り橋を渡る。 10:15 山道へ入る 植林の中の道だ。車の走る音がよく聞こえて、町の中の山を登っている 気がする。 11:21 林道 林道からは鉄山などが見える。林道を50メートルほど歩き再び山道に はいる。背負子を背負った男性がいる。途中、林道の脇の道を通った。 12:05 栃尾辻 扉のつぶれた小屋がある たくさんの登山者がいる。何か見たことのある顔だなと思ったら、 8月に池小屋に行ったときに、明神岳であった人だった。弥山川に 行く予定だったので、飲み物を持ってこなかった。有り難いことに その人が水を分けてくれた。川合の町で水を用意すればよかった と思った。黒糖クリームパンを食べる。 12:29 出発 トリカブトが咲いている。今までの植林帯から自然林へとなる。 しばらく行って、「この道は危険です↑」と書かれた看板があり、 細い道があった。頂仙岳へ行く道かなと思った。少し、行って振り向い てみると、頂仙岳と思われるピークが見える。看板のあった所に戻る。 13:34 頂仙岳へ行く分岐 看板がある 荷物を置いておく。所々、テープのついたわかりにくい道を登っていく。 13:43 頂仙岳  山名板と三角点がある 戻りは道がわかりにくかった。最後は道のない斜面を下った。 分岐より少し栃尾辻よりの所に出た。 13:55 頂仙岳への分岐 私の他にもう一つザックがある。池小屋へ行った時に会った人のザックだ。 本当ならすれ違うはずだったが、道を間違ったので会わなかった。  トウヒなどが現れてきて、高い山に来た気がする。 14:16 狼平 小屋に泊まってもよかったが、テントを持ってきたので小屋の前に張る。 いつの間にかテントとツエルト合わせて、10張ぐらいになった。 14:53の気温 19℃ 中華丼など食べる。ホエブスと固形燃料を 組み合わせて使うと、うまく御飯が炊けた。18時の気温 15℃ 羽毛の寝袋は寝心地がよい。 9月16日 テントは朝露で濡れている 6時の気温 13℃ スティックパンを食べる 6:30 出発 出発したのは、私が一番、早いと思う。 7:11 弥山神社 7月に来たときはトンボがたくさんいたが一匹もいない。 神社の裏へ行って鉄山へ続く道を偵察してくる。 7:18 出発 荷物を置いておく。弥山と八経の鞍部の付近は、「最近、オオヤマレンゲ が鹿に食べられている」ということで、登山道が網に囲まれている。 鹿が入れないように、3カ所、扉がついていて、少々面倒であった。 7:33 古今宿跡  こんな斜面に宿があったのだろうか。 7:39 八経ヶ岳 五條の町の後ろには、金剛、葛城の山並みまで見える。 昨日、狼平で話した人がいた。京都から車で川合まで来て、どの道を 通って下山するか迷ってはった。「行者還トンネル西口におりようかな」 と言っていた。私が「北山の芦生はいいですね」と言うと、「なかなか 通やな」と言った。池小屋に行った時に会った人は明星ヶ岳へ行ったと 教えてくれた。 7:55 出発 8:13 弥山神社(六分休) 神社の裏から鉄山へ行く道を行く。緑のテープがあったのでそれをたどっ て行くと八経の方へ向かっていたので引返す。もうあきらめて弥山に 戻ろうかなと思っていると、踏み跡を発見した。所々にテープがつい ていた。どうやらこれが鉄山へ行く道のようだ。それにしても倒木が多い。 ミートボールのようなため糞があった。 8:45 鉄山へ行けるか不安になってきたので、引き返すことにする。 しかし、行けるかもしれないと思い、再び、鉄山の方へ進むが、 結局倒木が多くて行けそうもないと思い、軟弱にも弥山に戻る。 8:59 弥山神社 予定を変更して行者還岳へ行くことにする。 ガスがかかってきた。京都から来た人にまた会えるのではないかなと 思いながら下る。 9:28 聖宝ノ宿跡 9:49 弁天の森 石休の宿跡(9分休) 10:14 トンネル西口分岐 ここまで京都の人に会わなかったから、もう会わないだろう。 テントが張ってある。 10:35 天ヶ瀬下山道(トンネル口)分岐 1486のピークの辺りだろうか、トリカブトの紫のお花畑があった。 大台方面の景色がよかった。 10:38 一の垰 空も曇ってきて、雨が降りそうだ。車の走る音が聞こえる。 10:46 出発 11:31 天川辻 ここから天ヶ瀬に下れる。荷物を置いとく。 11:34 出発 11:37 行者還小屋 京都の人がいる。鉄塔の下の道からトンネル西口に下ることにしたようだ。 お食事中だった。 11:40 出発 2人で行者還岳へ行く事にする。登山道を通って行ったら、遠道だから ここから直接登る事にするが、道のないところを行くのは大変で 岩などがあり登りにくい。京都の男性は戻ってしまった。私も戻る。 11:55 行者還小屋 「登山道、通って行ってきますわ」と言って出発。ブドウパンをくれた。 少し晴れてきた。途中、岩の多いところに水場があった。7月に来た時は こんなに水が流れていなかったような気がする。水を飲む。 ここから、はしごを登る。 12:12 行者還岳(3分休) 12:31 行者還小屋 京都の男性はもういない。 12:34 天川辻 チョコミニクロワッサンとスティクパンを食べる。 12:45 出発 下っていくと檜の植林帯となる。ジグザグの坂を下っていくと、 1mぐらいの道に出、また山道に入る。再び道に出る。 少し歩くと広い林道に出る。 13:03 林道 車の通った跡もあり、完全に林道だ。 13:06 鉄塔の近く ジープが停まっている。近くにはブルドーザーも停まっていた。 砂利道からコンクリート道へと変わる。くねくね曲がっているところは 杉の植林の中の斜面を下った。しばらく行き沢沿いの林道となる。 13:25 林道から登山道へ 道標がある 林道は上り坂になっている。沢は岩などが落ちて荒れている。 植林から自然林になる。登山道は山腹を巻く平坦な道だったので、 だんだん沢から離れていった。途中、下るところで道を間違ったが、 山道を見つけれた。登山道がつぶれている所があり、滑ってしまった。 さっきから、排ガスのにおいがするなと思っていたら、林道工事中で 無惨にも、山をつぶしているところだった。沢も荒れていた。 最後は斜面を下って林道に出た。 13:56 林道 13:59 橋がある 着替える。カメラを橋の上から落としてしまった。フィルムが出な くてよかった。腰が痛い。さっき滑ったからだろうか。今、考えると 林道から山道に入らないで、そのまま林道を歩けばよかったかも知れない。 14:15 出発 車道を天が瀬まで歩く。 14:57 天が瀬  一の垰のから下ったという、単独の女学生がいた。 15:10のバスに乗った。満員だった。杉の湯まで1060円 杉の湯から上市 460円 荷物は帰宅して量ってみると11kgだった。