伝統工法



長楽寺観音堂
http://niigata-jp.net/kanose/rekishi3.html



長楽寺観音堂 1992年 県指定文化財

本堂一棟と棟札が文化財

−文化財−

お堂一棟:
      観音堂は江戸初期に建立され、護徳寺観音堂などの
      流れをくんだ禅宗様のお堂。
      会津三間堂の変還を示す貴重なものとされています。
      1659年建立
棟札:
      屋根の中、つまり小屋裏の棟木に貼ってある
      これが棟札です.
      何が書かれているか要約すれば
      「土台は腐り、茅葺きの茅は荒廃し、復旧せざるを得ない.
      そこで屋根をトタン屋根に改造する.
      請負者、棟梁、工事施工者、出資者、施主の名前が一覧、
      最後に昭和37年9月18日とある.」

長楽寺保存工事 

この棟札にあるとおり、昭和37年に茅葺き屋根からトタン屋根に改修された訳だがこの工事により
「軒の出(屋根の出)」が短くなったことから雨だれが欄干を腐らせ、土台付近の土を洗い流し傾き、
このままでは後世に残すべき文化財を失う可能性も懸念され現状を保存すべき工事が行われた.
このお堂の施主が当社の親族に当たることから木工事を担当し施工致しました.

設計監理:(株)グリーンシグマ
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施工:安田建設(株)

第一期工事 (平成12年):お堂の基礎をコンクリート基礎で支え直す工事

腐食の激しい欄干の縁板、束、貫など腐食部分に番号を付け
丁寧に取り外す.
取り外した部材は敷地内に保存.
お堂をジャッキアップさせ鉄筋コンクリートべた基礎を新設.
柱下の石を元通りの位置、高さ、に設置し
お堂を据える.

第二期工事 (平成13年):本来あった屋根の形、茅葺きの形に戻す(茅ではなく銅板貼り)

既設屋根の上に大引き、束、垂木を新設しゆるやかなカーブを
描いた屋根を作る.
厚さ0.4mmの銅板を貼る.

第三期工事 (平成14年):欄干、縁板、階段を元通りの形に作り直す

天然石(安田産)設置
束木の接地面のみ平らに仕上げてあります.
                                        
                                        
縁束、縁貫、を元通りに復元
縁板は水掛かりとなるので国産ひのき
防腐塗料を塗布し
本来の姿を取り戻しました.

番外編:四方柱を支えているほおずえを撤去

内部外部に筋交いを入れ四方で支えていたほおずえを
撤去しました
                        
古色に色合わせした防腐塗料を塗ります.
内部の筋交い
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