フローリオ(パルマの市民)/宮崎和命、ジョバンニ(フローリオの息子)/中村彰男、アナベラ(フローリオの娘)/毬谷友子、プターナ(アナベラの乳母)/松浪志保、ソランゾ(貴族)/大橋吾郎、ヴァスケス(ソランゾの召使)/清水紘治(※紘=糸宏)、ドナード/犬塚弘(パルマの市民)、バーゲット(ドナードの甥)/仲恭司、ポジオ(バーゲットの召使)/楠見尚己、リチャーデット(偽医者)/上田忠好、ヒポリタ(リチャーデットの妻)/大原ますみ、フィロティス(リチャーデットの姪)/海野圭子、グリマルディ(ローマの軍人)/佐藤孝之、枢機卿(ローマ法王使節)・死の神/佐藤和男、警吏/北村伝次郎、男たち/山村裕・今井伸昭・長野克弘・高橋広司
作:ジョン・フォード 訳:小田島雄志 台本・演出:木村光一 装置:堀尾幸男 照明:室伏生大 効果:山崎純一 衣裳:坂本聖子 殺陣:安川勝人 演出助手:宮永雄平 舞台監督:鈴木正光 制作担当:坂田信明 舞台監督助手:相川総・上野博志・吉田ひとみ・田中伸幸・井川学・富田稔英・伊藤大・宮沢昭彦・三枝喬・三上司・大平扶紀子 照明操作:ライティング・カンパニーあかり組、綾部晋二・青柳信男・林悟 効果操作:東京演劇音響研究所・竹内範之 大道具:俳優座舞台美術 小道具:藤浪小道具 衣裳:東京衣裳 かつら:太陽かつら 履物:神田屋靴店 メーク協力:マックスファクター 宣伝美術:小笠原正勝 舞台写真:谷古宇正彦
| 公演日 | 会場 | 主催 |
|---|---|---|
| 4月6日(木) | 岩手県民会館大ホール | 盛岡演劇鑑賞会 |
| 4月7日(金)〜8日(土) | 八戸公会堂ホール | 八戸市民劇場 |
| 4月17日(月)〜28日(金) | 本田劇場 | |
| 5月9日(火) | 弘前市民会館 | 弘前市民劇場 |
| 5月10日(水)〜11日(木) | 青森市文化会館 | 青森演劇鑑賞協会 |
| 5月13日(土)〜15日(月) | 福島市公会堂 | 福島演劇鑑賞会 |
| 5月16日(火)〜17日(水) | 郡山市民文化センター中ホール | 郡山演劇鑑賞会 |
| 5月18日(木) | 須田川市文化センター大ホール | 郡山演劇鑑賞会 |
| 5月20日(土)〜24日(水) | 仙台市民会館 | 仙台演劇鑑賞会 |
| 5月25日(木) | 天童市民文化会館 | 山形演劇鑑賞会 |
| 5月26日(金)〜27日(土) | 山形市民会館 | 山形演劇鑑賞会 |
| 5月28日(日) | 鶴岡市文化会館 | 鶴岡市民劇場 |
| 5月30日(火) | 喜多方プラザ | 会津演劇鑑賞会 |
| 5月31日(水) | 会津若松市民会館 | 会津演劇鑑賞会 |
| 4/17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
| 14:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
| 18:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
留学からパルマに戻ってきたジョバンニは姉妹のアナベラとの恋に落ち、結ばれる。関係を続ける間にアナベラは妊娠し、それを隠すため、彼女の周囲に集まる求婚者たちの一人である貴族のソランゾと結婚する。事実を知ったソランゾは激怒し妻とジョバンニへの復讐を画策するが、企みを察したジョバンニはアナベラとソランゾを刺し殺し、自分も傷ついて死ぬのだった。
17世紀初頭のイングランドの劇作家・詩人John Fordの作品、'Tis Pity She's a Whore(邦題『あわれ彼女は娼婦』)。イングランドでは劇場閉鎖直前に血みどろの復讐譚や興味本位の題材を盛り込んだ退廃的な芝居が流行した。それがまた劇場閉鎖を招いた一因でもあったのだが、現在「流血悲劇」と呼ばれるその作品群の作家の一人がジョン・フォードであった。彼は当時から詩作の才能を認められてはいたが、近親相姦をメインテーマとしたこの芝居は流石に良識人の顰蹙を買い、17〜18世紀の演劇批評ではまともに扱われたことはない。再演と再評価が始まったのは19世紀に入ってからで現在では英米では割と人気があるようである。
日本では1970年に木村光一が紹介したのが初めてで以後あまり上演されているとは言えないが、マイナーであることは否めないものの作品への評価は低くはないようである。もっともこの芝居にかぎらず17世紀のイギリス演劇などはShakespeare以外は殆ど上演されないが…。吾郎は木村光一とは1986年にこまつ座で仕事をしている。
普通に読むとジョバンニが主人公の芝居だが、木村光一は文学座に続いてアナベラを主人公ととらえているようだ。因みにジョバンニとアナベラの関係を日本では兄妹とするのが普通だが、これは小田島雄志がそう訳しただけでテクストではbrother, sisterでどちらが年上とは全く書かれていない。 (2001.3.10)
アナベラの求婚者の一人で、彼女が妊娠していると知らずに結婚するハンサムで金持ちの青年貴族ソランゾ役。ジョバンニ、アナベラに次ぐ重要な役どころ。 (2001.3.9)